現在焙煎する際に使用している機材はデンマークデザインの小型焙煎機aillio。

1kg釜ではありますが蓄熱性は高いと言われており、私もそう感じています。

ただし業務用の半熱風式焙煎機Giesenと同じようなアプローチ(蓄熱を利用する)で焙煎すると後半カロリー不足気味になり風味が未発達な印象を受けます。私自身Giesenでの焙煎に慣れていたこともあり、Giesenでの焙煎と似たようなプロファイルをaillioに落とし込んで焙煎していたためずっと迷走してしまっていました。

aillioの場合は、”蓄熱を利用し後半は火力を緩やかに落としていく”という方法より、”煎り止めまで極力カロリーを掛け続ける”方法で焙煎するとしっかりとフレーバーが発達しました。コーヒー豆の種類によって細かな調整はしますが大まかには同じようなアプローチです。ただし火力を落とさないということはRORが上がり続けてしまうので排気量などでコントロールするのがよいかと思います。

※こういった検証では数値ではなく主観・官能で捉えている部分もありますのでその点はご了承ください。